柴犬、ダブルコートって何?

柴犬=ダブルコートということを知っている方も多いかと思います。ダブルコートだから抜け毛が多いのは仕方ない、と思うかも知れませんが、実際にはダブルコートとはどんなものなんでしょうか。
今回はダブルコートについて意味やケアの方法をお伝えします。

■ちゃんと知ってる?ダブルコートとは?
柴犬はすごく抜け毛の多い犬種となり、換毛期の春と秋には大量の毛が抜けます。
そもそも、人の髪の毛は1つの毛穴に対して1〜2本の毛が生えているのに対して犬は1つの毛穴に7本〜15本とたくさんの毛が生えています。ですので、毛の量が人間の何倍もあるのです。そして犬の毛の生え方にはダブルコートとシングルコートの2種類に分かれます。

○ダブルコート
トップコート(外側の硬い毛)とアンダーコート(内側の柔らかい毛)の2種類の毛質で構成されています。ダブルコートになるのは寒いところや四季のあるところで生まれた犬種です。トップコートが直射日光や草むらなどの刺激から肌を守るためのもので、アンダーコートが保温の役割を担っています。日本のように四季がはっきりしていると、一年中同じ毛の生え方でいると気温の変化に対応出来ません。ですので、寒い時期には毛を増やし、暑い時期に毛を減らす事によって体温を調整出来るようにしています。

○シングルコート
シングルコートはアンダーコートを持たない、もしくはほぼ持っておらず、一種類の毛質から構成されています。シングルコートになるのは気候が安定しているところで生まれた犬種です。抜け毛が少なく、季節による換毛期がありません。一種類の毛で全ての役割を果たしていますので比較的毛のお手入れが楽であると言えます。

■お手入れは大事!ダブルコートのお手入れのコツとは?
換毛期があり、抜け毛がすごいダブルコート。お手入れはしっかりしてあげないと犬にとっても人にとっても不愉快となってしまいます。

○ダブルコートの犬のブラッシングのコツ
ダブルコートの毛のお手入れのポイントは、とにかく浮いている毛をどんどん抜くことです。換毛期に抜ける毛はとってしまって問題ありません。まずは大まかな抜け毛をスリッカーブラシでとり、ラバーブラシで仕上げて上げましょう。スリッカーブラシは力を入れてしつこくかけすぎると皮膚が傷ついてしまいますので、力の加減は気をつけて上げましょう。
また、ブラッシングの際に毛が飛ぶのが気になる、という方もいるかと思います。そういう方は、毛を濡らしてあげたり、絞ったタオルで吹いてあげると毛が濡れて飛ばなくなるのでおすすめです。

○ダブルコートは、カットは必要?必要ない?
結論から言うと、ダブルコートの犬にカットは必要ありません。気温に合わせて毛の量を自分で調整しているので、必要が無いのです。また、抜け毛の量を減らしたいからカットしたい!と思う飼い主さんもいるかも知れませんが、カットするのはトップコートで、抜けるのはアンダーコートですので、あまり効果は無いでしょう。
また、夏になるとサマーカットをしてあげたい!と思う方もいるかも知れませんが、トップコートは直射日光や草むらなどの刺激から肌を守るための役割も果たしています。短くしすぎると、皮膚を傷つけてしまう可能性もありますし、冬になっても毛が揃わない可能性がありますので、止めたほうがいいでしょう。

■しっかりやろう!抜け毛対策!
ダブルコートの犬の中には、室内飼い向きの犬もいます。抜け毛が多いのでお部屋に毛が落ちて気になる!という飼い主さんもいるかも知れません。一体どんなケアや対策をしたらいいでしょうか。

○こまめなブラッシング
1日1回、丁寧なブラッシングをしてあげましょう。床に落ちる毛の量を減らすことが出来ます。また、ブラッシングをすることで犬とのスキンシップも取れますので、犬にとっても幸せです。

○シャンプーをする
犬の全身をシャンプーしてあげることで、抜け毛を取り除くことが出来ます。シャンプーして上げる際には必ず犬用のシャンプーを使いましょう。

○抜け落ちる前に吸ってしまう
今は抜け毛用の吸引器や掃除機に取り付けるノズルが販売されています。落ちる前に取ってしまうとよいでしょう。犬によっては掃除機などの音を怖がってしまう犬もいます。犬にとってはストレスになってしまいますので、様子を見てあげてください。

○服を着せる
ファッション目的や、直射日光、寒さ対策の意味合いがある犬用の服ですが、抜け毛が床に散らばることも防いでくれます。抜け毛対策に特化したカバーオールタイプの服もありますので、ぜひチェックしてみてください。

ダブルコートは犬自身が直射日光や草むらなどの刺激、寒さから自分の身体を守るためのものです。抜け毛が気になる方もいるかも知れませんが、犬を飼ううえで抜け毛との付き合いは避けきれません。ダブルコートの特性を理解した上で、しっかりケアしてあげましょう。