犬のしつけと子供のしつけ

犬の躾と子供の躾

犬のしつけが人間の子育てに影響する?

犬のしつけが人間の子育てに影響する?

人間と犬のしつけはまったく同じというと、誤解を生むかもしれませんが、共通する部分はたくさんあります。

叱るときには、威厳をもって厳しく叱り、良いことをしたときは思いっきり誉めてあげます。

当然、叱られれば、人間の子供と同じようにしょんぼりしたような、落ち込んだ様子を見せます。

また、叱るときには、気まずさで犬も目をそらして、聞いていないようなそぶりを見せます。そのような行動を見るにつけ、本当に人間と変わらないな、と思うことが多々あります。

中には小さなお子さんがいる家で犬を飼っている場合もあると思いますが、お子さんにとって犬と一緒に暮らすということは、情操教育の面で影響があります。老人ホームを訪問している犬達がお年を召した方の心を和ませるように、子供の心にも優しい心が育つことでしょう。

しかし、もし親が犬を虐待していたらお子さんはどう思うでしょう。親の犬に対する態度を子供はよく見ています。親が犬をいい加減に扱えば、お子さん達の心にも悪い影響を残す可能性があります。子供も、親と同じように、犬を虐待するかもしれません。親の犬への接し方を、子供達がどんな風に感じとっているかを、よく考える必要があるのです。

愛情や思いやりはかけた分だけ戻ってきます。幸せな家庭によい犬が育つ、とよく言われますが、お子さんにとっても同じことが言えるのではないでしょうか。